そんなことをまだ
望んでいる自分がいる限り
きっとまた傷つくと
ワタシのこころに
刻まれた傷は
そう警告しているから
12歳の春まで
ずっと一緒に築いた友情が
たった一日で崩れる脆さを
知ってしまったから
アナタの優しさを
受け止めることはできない
理恵はいつものように
感情を噛みつぶして
ボクに話した
それを知っていて
アナタに話しかけたのは
植物は健気だけれど
残念ながら
こころを通わせることを
できはしない
植物の持つ美しさ
地上で生き延びるため
備わった機能
それを共感できる相手
ワタシはそれを求めていた
そしてアナタを選んだ
ただ科学の授業を
想い出深い記憶にしたかった
ワタシが中学校生活で
唯一誰かとこころ通う
そんな時間を作りたかった

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