お茶会 2

(お茶会会場へ)
 夫に「お茶会」の事を話した。
「良いよ、帰りが遅くなるなら夕食は外で食べれば良い事だし、
でも変な勧誘とかの集会だったら深入りしないで帰って来いよ。」と夫に言われ
確かに公民会に置いてあるチラシだと安心していたけれど、
夫の言葉に緩んだ気持ちを引き締めて行く事にした。
行く前に連絡をしようかと思ったけれど連絡先が書いていない。
不安と共に夫の言葉が横切ったが行くと決めて行かない方が、
性格的に気持ちが悪いので行く事にした。
いざ行くとなると人見知りが顔を覗かして、
お茶会へ行く前にコーヒーを飲んでいた。
地図を見ながらお茶会をしている場所へ着いたが…
一軒家?少し広めの庭が垣根の隙間から見えるが人影は見えない。
玄関へと回りチャイムを鳴らして少し待って居ると、
ジャージ姿の女性が出て来た。
「こんにちは。何か御用ですか?」と聞かれたので、
持っていたチラシを見せて
「お茶会に参加したくて来たのですが大丈夫ですか?日を改めて…」
言葉の途中で女性は
「あらやだ~いらっしゃい。入って、入って遠慮しなくて良いからどうぞ。」
と言って家の中へと招き入れた。
 通された部屋には、小学生くらいの女の子と中年の男が座って居た。
女の子が楽しそうに笑いながら座って居るのを見て少し安心した。
「始めまして、私は骨董店を営んでいます。
七海 奈津夫(ナナミ ナツオ)と言います。」
と男が自己紹介をしてきた。
それを聞いて女の子が
「小学5年の紅林 紅葉(クリバヤシ モミジ)です。」
と元気よく言って来た。
「私は、雪影 恵子(ユキカゲ ケイコ)です。」
と名乗って勧められるままに空いている椅子に座った。
暫くして奥からジャージ姿の女性がペットボトル飲料を
何種類か持って入って来た。
「自己紹介は終わったのかな?
私は美野里 晶子(ミノリ アキコ)と言います。
宜しくお願いしますね。」
「今日はカップを持って来て貰っているかな?」
と聞かれたので持って来たマグカップを出して見せると
「OK、好きなドリンクを入れて飲んでね。」
と言ってペットボトル飲料を指さした。
一番無難な緑茶を注いで一口飲んで間を置くと
美野里さんが少し気まずそうに、
今日はお茶会のオーナーが不在なので紹介は
次回に参加した時にして貰う事となった。
夫が心配していた勧誘や怪しい商品セールスも無く、
お茶会の簡単な説明をして貰う事と成った。
お茶会は好きな時に来て、来ているメンバーで好きに話しをする。
普通に友達としているお茶会と同じみたいだった。
自己紹介の代わりに持って来たマグカップの話しをした。
「結婚前に使っていたカップで捨てられずに持っていて、
お茶会をきっかけに久々に使ってみた」
と話した。紅葉ちゃんは熊の可愛いコップを見せて、
お茶会の時は必ず持って来ると言った。
それをニコニコと笑顔で見ながら、
七海さんは高級そうな茶碗を持ち上げては、
高級茶器のレプリカですと言って笑顔を一層くずしていた。
そして美野里さんはと見ると紙コップだった。
私の視線に気が付いて
「私はオーナーのアシスタントみたいな事をしていて、
片付けとか考えてコレにしているの」
と言って紙コップを持ち上げて振っていた。
自己紹介的なこと終えて、
お茶会の事を聞いているとオーナーが時々、
変わった器を持って来ては器に纏わる話しをしてくれるらしいのだ。
今日はオーナーが不在なので、
此処に居るメンバーでグループ・ラインを作って
お茶会の情報を貰う事にして解散した。

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  • 前回は「いいね」を貰えたので
    続きを書いてみました。

    細かい事でも良いので
    気が付いた事が有ればコメント下さい。

    今回も「いいね」を貰えると嬉しいです。


コメント

  1. ありふれた日常のちょっとした変化や好奇心が楽しみをもたらしてくれますよね。
    お茶会どんな感じかな?
    私も気になりました。

    続きも楽しみにしています。

    • アキさんコメントありがとうございます。

      フィクションだとしても異次元とか犯罪組織とか・・・
      そんな事を想像出来ないので日常を舞台に書けたらと
      頑張って書いてゆこうと思います。
      私の文章力で何処まで楽しんで貰えるか不安ですが
      アキさんからのコメントと「いいね」を励みに
      頑張って書いて行こうと思います。