tapir

ぬるい風と、くすぐったい
そこのけ霧が通る

睡蓮は船になるのよ
水面の満月 すくう為
ゆっくり漕いでおいで

同じ優しさと言葉のクセを
もう覚えていないのかい?
僕は背の後ろの 5本指で数えてた

すっきり泣いておいで
ボタンは掛け間違えないで
睡蓮は枕になるのよ