日常の詩

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踊り犬

君といっしょに暮らして もう3年半いろんなことがわかったんだあんまり鳴かないし しっぽもふらないそれでも私が近づくと ほんの少しだけ ゆらゆらほかの動物が好きで 人間も大好きでも でもねどうしてもわからないんだ わかれないんだなぜ君はさんぽ...
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パズル川の字

三人の寝姿は語られているような川の字かと思いきや足を投げ出しあっち向いてホイと言わんばかりの気ままなベクトル朝の光で露わになってエアコンのかすかな音も半笑い
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毎日

私は毎日を無駄に過ごしてるような気がする視界ギリギリで君を見て画面越しで会話して結局毎日何かから逃げて過ごしてるこういう日々を過ごしてるともし君と離れるときに後悔として残るのかな?それとも思い出として残るのかな?
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そこまでわからない

ちゃんとご飯食べたんなはい何杯食べたんな2杯です何焼きの茶碗で食べたんな………???!!
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僕の日記

僕は詩が書けないどんなに頭をひねっても浮かんでこないだから日記を書くその日の出来事やその日の感情を素直な言葉にして誰にも読まれない僕だけの日記
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メトロノーム

びっくりした。そんな顔。そうだ、教えてあげよっか右のほっぺをぎゅっとして左のほっぺもぎゅっとしてそしたらほら笑ってるでしょそしたらほら笑い泣きそのまま目を閉じてみてぎゅっとしたまま目もぎゅっと1、2、3、4、数えてさぱっと目をさ、開けてみる...
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無心のスクエア

クッションを二つ折りにして寝転がってセミの声はするけれど人の声はしない窓から感じるに外は晴れているんだろう空調温度 現在24.5℃白いクロスの天井で外界に知らん顔をするスクエアな空間
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ママ泣かないで大丈夫

泣きやまぬ赤子を抱っこするママは周り気にして瞳に涙
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泳ぐ

おはようございます今日も合理性の海で泳ぎますこんにちはおぼれている人がいても知らんぷりで過ごしましょうさようなら感情の尾が出ていますよお気をつけて―お気をつけて―
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儚くてどこか愛おしい様な

1人ぼっちの朝ちっぽけな贅沢厚切りトーストと淹れたてのブラックコーヒー儚くてどこか愛おしい様なそんな刻流されるがまま生きて生き急いでるだから刻を見つけて立ち止まろう1人ぽっち歩く道ぼちぼち帰ろうか泣きそうな夜だ月が綺麗です儚くてどこか愛おし...
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怒り

無責任だと感じる言葉にカチンとくるその言葉を生む姿勢に腹が立つその姿勢が虚勢だと分かるからんん。面倒くさくなってしまう
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足音

あなたは明日も泣くだろう明後日も泣いているかもしれないだけどそうしている間にもあなたが次にめぐり会う人はこの世界のどこかで笑っていたり本を読んでいたりご飯を食べていたり仕事や勉強に追われていたりもしかすると、今この同じ電車に乗っていたりその...
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♪遠き山に日は落ちて♪

午後5時の♪遠き山に日は落ちて♪「お帰り」今日はいいことあったかな今日の想いを大切に胸にしまってみんなまた明日ね
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新人さん

やっかいな覚えの遅い気もまわらない新人さんなんど言っても分からない何を伝えても理解らないやっかいな後ろを見ながら前を向くその感覚に慣れながら季節が巡ってひと周りその存在にもなれてきたやる気と負けん気担いだままでその方が良いですよ、外れてもい...
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SNSより現実生活

初夏というより真夏のような休日の朝すっかり日課になった散歩を楽しんでいます「おはようございます」から始まった地元の人たちとの交流ゆっくりと過ぎていく時間独身生活を満喫しています15に戻っておいでと友達からの誘いがありました恋とか仕事とか人生...
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おはよう

わたしは夜の守り人カラスは朝を連れてくるわたしとカラスのせめぎ合いいつもわたしが静かに負ける白ける空 始発列車の汽笛の音で車のエンジン空回り ワイドショーが笑ってるごめんね、がんばれそうですか?あなたの目覚まし、そろそろ鳴ります
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好きなものを最後に食べる派

パンはミミから食べて最後に真ん中のふわふわなところを食べますショートケーキは苺を最後に食べますお弁当はもちろんタコさんウィンナーを最後に食べますそんなわたしですだから君がくれるチョコレートも今はビターチョコで十分だってそしたら君がいつかミル...
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ナイトアイス

ウィィーンセブンティーンアイスの自販機はカンカン照りよりも夜の静寂のほうがよく似合う自分はとっくにセブンティーンじゃないけれど手を伸ばしたい気持ちは少しも変わっていないソーダフロートにしようかそれともチーズケーキか楽しい選択を迫ってくる静寂...
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断定、できない

この世の中はそんなに悪いものでもなくてそんなに良いものでもなくて裏切りと信仰を繰り返して生きている存在している生き物は何か、大きな矛盾を抱えて生きているかもしれない死にたいと思っても何処かで生きたいと願っているかもしれない交差する視線を、今...
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キュロッタリアン

引きずらない後引かないかと言ってずっと短パンなのもなんだかみっともないショート丈で気持ちは軽やかに自分この夏キュロッタリアン
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サンドウィッチ

3枚のレタスとチーズとトマトとタマゴとツナとマヨネーズと手帳とデスクとパソコンと憂鬱と金曜日と私は、食べようと食べようと手を伸ばす
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日は高いか?

夕暮れ時に懐かしむどこか引っかかる思いを胸に心情を吐露する赤橙の太陽と、僅かに青い空が在る独りでいることの心地よさ何事の汚れからも解き放たれてただ自分の汚ればかりが目に入る揺れる水面も 輝く稲穂もここには何にもありはしない僕の目に映るのは、...
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への字のおじさん

おじさんはいつも口をへの字に結んでたもうちょっとにこやかに楽しそうにすればいいのにと思ってたある日おじさんはひとりでベンチに座ってたうつむきがちにしょぼくれてトレードマークのへの字も霞んでたおじさんおちょぼ口は似合わない強がりでもいいからま...
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小径スケッチ

誂えられた径の奥にあじさいが見えるバラは少し盛りを過ぎたか彩りも控えめに水を枯らした噴水はたまたまのお休みだ木陰のオアシスに変わった桜の樹ここまで緑を蓄えた他に遮るものが何もない6月のとある風景
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やっぱり昔がいいや

20世紀の僕が夢見てい21世紀は希望に満ち溢れた明るく平和な21世紀だった科学が進歩してなんでもかんでも便利な世の中だでもやっぱり昔がいいやキミと暮らしてた昔がいいや
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美女に囲まれて

いやいや、ハーレムではありません。今日は ベトナム美人明日は 季節外れだけれど浴衣の美人ああ、幸せ 恍惚。一念発起 怠けた絵を描こう。描かなくちゃ いつの間にか義務になちゃつまらない。で、美人画を水彩で描きだした。今日の作品は絵を見ながら ...
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こんな日に

つまらなくて空ばかりを見ている終わらない宿題を腕に抱えて鉛筆を口にくわえてこんな晴れた日に何をやっているのだろう旅に出てみたい知らない駅で知らない空に会ってみたい
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リトルクリン

シャリシャリのアイスクリンはなんだってあんなに惹かれるクリンは少々小振りだから一つじゃ足りないお兄さん二つ いや三つくださいえ? 向こうで家族が待ってるのかって?違いますひとりで全部食べるんです
日常の詩

22:29

街を無数の光が照らしている月など無くても十分だと声をあげている今日の月は大きい今日の月は、黄金色で、美しいという言葉がよく似合うヘッドライトを輝かせながら車が走っていく遠くの電車はジオラマのように見える遠くからでも見える寝ている人、どこかを...
日常の詩

待ってましたホームラン!!

海の向こうから「大谷選手がホームラン打ちました」悲しいニュースや暗いニュースばかりの毎日に希望の光が射し込んで職場は活気にあふれみんなの笑顔がこぼれた大谷選手ありがとう!みんながんばろう!
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ゴールデン小判

橋のたもとのあのお肉屋さんに行きたいよ揚げたてを謳い文句に黄金色した油の中に小判形のコロッケがパチリパチリ甘めのくどくないポテトは下手なスイーツ顔負けだおかしいよなお金を出してまた小判を買ってるみたいで店のおじさん いらっしゃいませとも何と...
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おしゃまトレイン

この線路を走るのは旅客専用てなわけでもなくて大盛り荷物の貨物列車はどことなく慎ましげそして恥ずかしげ遠慮はいらないはるばるここまでやって来たんだからコンテナを明け渡すまで立派に役目を果たせばいい
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大きな小さい枠

誰かに送った 愛の目も誰かを見下す目も自分のものでとがっている 情を吐き出せば友達は偽りの存在となりました決められた枠は大きくて人口もそれなりに多くて人を表面的に選んだら似たような人と仲良くなりました今日の遊びは無個性なあの子を加減を 考え...
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サンドイッチ貴族

喫茶店でサンドイッチを食べるのが好きけがれを持たない白いお皿に白い三角は半分食事で半分優雅おヒゲを生やしてトランプ片手の英国貴族にはこの服装じゃなりたいと思わない
日常の詩

交換

「時は金なり」とは言うが、時間は金では買えない。だからこそ、今は何をする?だが、僕達はもう金にすがる宗教にのめり込んでしまった。縁は金で買えないが、全ては、金なのか?
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天使と悪魔

朝起きてふと見ると隣にはキミ達がいる微妙な距離感保ちいつも同じ寝方シンクロしてる寝て時は天使起きてる時は悪魔このギャップにもえる走り回って場外乱闘のように大暴れ止めに来ると必ず盾になる白黒なキミ真っ白なキミはただ遊んで欲しいだけ素直に言えな...
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twilight

黄昏気味な午後の窓際オレンジに染まる詰まりかけのノート教科書を読むその声さえチョークを鳴らすその音さえこんなにも私を乙女にさせる今日はどこを質問しようかな心躍らせながらチャイムを待つ私不意打ち目が合った16時。
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一喜一憂することなく

"時は加速する"歳を重ねるごとに感じます"5歳の人間の1日は50歳の人間の10日に当たる"そんな法則があるそうです一喜一憂する日々の暮らしの中で楽しいことは少なくなりました悲しいことが多くなりましたある日気づきましたひとりじゃうまく生きてい...
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幸せ

『幸せ』それは誰もが欲しがるものだけれど誰もがもう既に持っているものでもある『幸せでない』確かにそう思ってしまうかもしれない気付いていないだけただ、それだけ貴方が言うその『退屈でつまらない日常』こそが『幸せ』なのだから今は気付かないかもしれ...
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惰性

付けっぱなしの換気扇飲みかけのウイスキー吸い込む煙草が目元を燻る紫煙は黄色く壁に染み付き額に伸びる脂汗過去の後悔に走る悪寒聞き飽きた偽善の台詞繰り返される自問自答
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奴隷天国

分かっているさ、気が弱いんだ気が弱いから、働くんだ王者になることが、出来なくてねいつだって、そうさ きっとね太古からずっとおんなじ気が弱い奴隷人が働いて、国を豊かにして来たんだろう?過去から現在未来まで、特急列車に乗って 働きバチ、ブンブン...
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ザ・健康診断

健康診断が行われた成人病検診センターでのこと胃の検査室にバリウムの飲み方を説明したポスターが貼ってあって若いモデルさんが笑顔でバリウムを飲んでいた笑顔でバリウム飲むやつなんかおるかー
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成り下り

馴染んでる 並んでる 収まってる主役であり、主人公であり、脇役でもある 登場人物の一人に、なったんだ浮いてた 孤立してた 後ろ指さされてた困ってた 弱ってた 今は、平気神様じゃない 天才じゃない 神童じゃない異常じゃない 非凡じゃない 凡庸...
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コップ一杯の水

目覚めのコップ一杯の水なんておいしいんだ生きてることに感謝 感謝今日も元気におはようございます
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アクアソーダ

逆さトライアングルのクリアグラスにアクアソーダを満たしておいて伏し目がちのストロー淑女にミクロ仕立てのエンゼルフィッシュ
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「おかえり」

「生まれてきてくれてありがとう」陽だまりの中 そっと呟いたそんな事言っても 今の君にはこの言葉の意味は 分からないかな小さくて ふと気付けば見失ってしまいそうな手だけどその手 見失わないようにして一緒にいろんな所へ行こうね紙飛行機 作って飛...
日常の詩

「ただいま」

夕日が沈み始めて辺りが暗くなりだす頃疲れてくたくたになった私の姿が そこにあった交差点のある道 進んで急な坂道 登ったらほら もうすぐそこに私の帰る場所があるただいま今日は楽しい事たくさん たくさん あったんだ今すぐ話したいけど お腹が空い...
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いつの間にか

いつの間にか時が過ぎてゆくいつの間にか離れ離れになるいつの間にか成長するいつの間にか別れていくでも、いつの間にか楽しく感じるたとえ悲しいことがあってもその後に楽しいことがやってくるそう願って今日も生きている
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大切なもの

普段私たちが思う大切なものって何だと思いますか?両親、友達、恋人、あるいはお気に入りのぬいぐるみその人その人で大切なものは違いますよねですが、私たちには共通の大切なものがありますそれは、感情です私たちは楽しかったら笑い悲しかったら泣くほかに...
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毎日がフレッシュ

もう男はこりごりそんな私をいろいろと励ましてくれる友人いつもありがとう仲良しの友人夫婦が羨ましい結局は私に男を見る目がないということしばらく恋愛はお休みフレッシュな毎日を幸せに感じたいと思います