暗い詩 水辺を歩こう 薄暗い水辺にたった一人で重い罪悪を背負い歩いている一筋の光さえ見えないけどまだ微かに残る希望を捨てないで生まれる前から此処に辿り着くまで一度だって諦めた事なんて無いよあたたかい風が吹く野原が見えるまで私は歩こう 2025.06.30 ねがいの空 暗い詩
暗い詩 走馬灯 白い洋服達は舞踊り貴方は真っ赤なドレスを纏って眠るここは夢見心地そう、まるで天国ね瞼の裏では忙しなく天使と悪魔が仲良く喧嘩してる貴方の手を引いてどこまでも深い森も青い海もきっとどこまでだって行けるそれはきっと素敵な夢だから貴方は帰りたがらな... 2025.06.27 如月詩人 暗い詩
暗い詩 【文盲の系図】 ・鉛色の空の下で濁った川が澱よどんでた生まれたとき氷よりも冷たい視線を浴びた憎しみすらない無表情な声酷むごいほどの同情支配するものが理解しないならここで終わる約束地を這うもの 血を継ぐもの文盲もんもうの係ママ図を背負う・・明日も多分ここに立... 2025.06.25 スピカ 暗い詩
暗い詩 死神の囁き 今君が明日を悲観してるなら大きな川に掛かる橋から下を見てはいけないよ頭をつかまれて誰にも気づかれず濁流に呑み込まれるからそして幾日かして誰かの記憶の中を君が通り過ぎて思いだしても気にも止めず忘れ去られるけして大きな川に掛かる橋から下を見ては... 2025.06.10 めがね 暗い詩
暗い詩 【鋼玉】コランダム ・少女は母の持ち物の指輪をそっとはめてみる誰もがそんな悪戯いたずらを通って生きてきたんだね臆病とか怯懦きょうだとかどうでもよかった航跡・・扉を開けた 三面鏡禁忌と慚愧ざんき 交差する残酷よりも甘美な血蒐あつめて輝く宝石恭順きょうじゅんとか彌... 2025.06.10 スピカ 暗い詩
暗い詩 凡庸人生 寒空を引き受けて外に飛び出てみたんだけど、誰にも拾われなくてね俺は、凡人帰りたくもない家に、仕方なく帰ってきたんだ夢追いかけるドラマティックも掴むことなくね俺は、凡人誰かと出会ったり、頭を下げるきっかけがあれば新しい親を見つけて独り立ちする... 2025.06.10 鏡文志 暗い詩
暗い詩 愚者 人間1人1人に生まれてきた理由があるって言うけど じゃあ俺は?俺の生まれてきた理由は?俺の生きてる価値ってあんの?俺がここに居るのは何で?もしかして 俺の生まれた理由は【傷付くため】ですか?誰かが幸せになれば誰かが不幸になる神様は「それでは... 2025.06.09 嘘月 暗い詩
暗い詩 【滑石】(3MgO・4SiO2・H2O)含水珪酸マグネシウム ・生まれてくるとき母の声を聞く洗礼先例をうけてひとの世に入はいる幸あれと祈りの声平穏やすらぎは二度と来ない・・滑らかな肌をもって生まれれば不幸せなどは知らずにいたものを休めよと産土つちが告げる「滑石かっせきの色をあげる」欲しいのは滑石の∥∥... 2025.06.08 スピカ 暗い詩
暗い詩 囚人 迷子の小鳥は籠の中へ雀の涙程の希望はあの子にどんな夢を魅せる迷子の小鳥は籠の中へ知りもしない過去はあの子の舌を切り落とすだけ迷子の小鳥は籠の外へ今はただ かごめかごめを唄いましょう 貴方の為にさぁ後ろの正面だぁれ 2025.06.08 如月詩人 暗い詩
暗い詩 双つのビート 自分をつくっているのは2つのビート。自分を支えているビートと、自分を生かしているビート。自分を生かしているビートと、自分を一番締め付けているビート。しょうもないからだのしきたりより、いっそどっちが大切かって。 2025.05.31 命と音楽と。 暗い詩
暗い詩 嘘つきピエロ いない いない何処にもいないいない いない誰の目にも映らないいない いないいないと同じ感情なんか切り捨てて笑顔の仮面を張り付けて誰の心にも残らないアイツもソイツもコノコラも嘘つきだらけの教室で仮面を張り付け生き抜くのどんな嘘にも動じない鉄の... 2025.05.28 早乙女 暗い詩
暗い詩 親友との絆 小学校六年生進級してから親友だった子と離れ、その子と話す機会も少なくなっていった新しいクラスの自分の席に座った時、なんだかホッとした別に親友だった子と離れて不安だったわけでもなかったなのになぜ、ホッとしたのかそれは周りに仲の良かった友達がい... 2025.05.19 天野雨音 暗い詩
暗い詩 透明な兄さん 追いかけていた 君をいるはずのない君を探しては いつも現実を突きつけるそんな暗闇が嫌いどんな手を使っても追いつきたかった君は歩いているはずなのに 早く走っても遠くに行ってしまう君はいつも笑ってた何があってもいつでも笑顔でいろ 苦しい時こそ笑... 2025.05.16 ren 暗い詩
暗い詩 行くあてもない ある日、病院で老婆を見かけた。入院患者なのだろう、皺の寄った寝間着を着て椅子の上で縮んでいた。小さく彼女は「キョウコちゃん?」と繰り返しやがて子供のように泣き喚いた。看護師は剥がれかけた愛想で彼女を連れ去っていった。私は去年亡くした祖母を思... 2025.05.13 とり 暗い詩
暗い詩 異次元 長身の黒人ひとり異次元に通じる穴のようにたたずむ触れたものが黄金になる王様を時おり思いあわれに思う地下鉄で男のカバンが二度三度オレのケツに触れ憎しみを抱く菓子パンがパンを失いビニールがベッドの上につくる陰影店長と喧嘩し辞めた織田さんのロッカ... 2025.05.12 工藤吉生 暗い詩
暗い詩 欲しい ずっと昔のこと。まわりの世界が大きな箱庭のように思えて、死にたくてしょうがなかった。いまはそういう感情はないけれど狂気みたいな愛に囚われたくてしょうがなくなってる。どうしてだろうか。貴方と出会ってしまったからだろうか。 2025.05.11 黒蝶 暗い詩
暗い詩 禁じ手 礼をする角度ビシッと決まってる上司にビシッとした礼くらうこっそりと駄洒落を落とすチーフいてそれを拾って笑うオレあり関東や関西イベント盛り上がりひとり東北に歌書読むオレはうねうねと動く海面そのどこに落ちても服がびしょびしょになる運動会決行合図... 2025.05.06 工藤吉生 暗い詩
暗い詩 瞳 あなたの瞳に映るのは『虹の架かった空』僕の瞳に映るのは『薄暗い曇り空』あなたの瞳に映るのは『美しく廻る世界』僕の瞳に映るのは『暗闇に包まれた世界』あなたの瞳に映るのは『鮮血の飛び散った部屋』僕の瞳に映るのは『紅い花の咲き乱れた庭』あなたの瞳... 2025.05.04 黒空 暗い詩
暗い詩 真っ暗 見上げた空は黒一色怒り 憎しみ 嫉妬ありとあらゆる汚れた想いが景色を変えるバランスが崩れ 世界は闇に飲み込まれていくだけそれでも 勢いは止まらない増していくばかり刃となり 隙間から流れ込んでいくひとつ ふたつ犠牲者が増えていく 2025.05.03 雪月 葵 暗い詩
暗い詩 現代、20代後半 電車が微分したおじさん、さようならって言っとくよ。半透明が売りのラブドールは、脂ぎった匂いが好き。蛍光色の子ども世界に、真っ黒なマシンガンを。嫉妬はお得意様だから、うやうやしく接客しなくちゃ。社会に接続するインターフェイスがお顔の絵の具たち... 2025.04.28 ジアール 暗い詩
暗い詩 雨の音 忘れてしまっていた、音。突然に気づいて、縮こまったまま窓の下。いう言葉もないから、鋭さが胸をついた。邪魔者のいないうちに、邪に浸りましょうよ。この世界は、闇だけではない。光の欠片は、存在する。人の存在が、それだ。いつも、いつも。 2025.04.17 まるさ 暗い詩
暗い詩 残っているもの 泣き虫になったのも嫉妬深くなったのも笑顔が増えたのも毎日が楽しくて幸せだって思えるようになったのも全部君がいたから。勉強も部活も頑張ってきた。それも君に見て欲しかったから…私の生活は君中心で回っている。いや、回っていた。今、私には後悔、辛さ... 2025.04.14 來夢 暗い詩
暗い詩 来世の星々 カタツムリサイクル 生まれてから夜空の世界で生きてきたいつも夜空を見て過ごすそんな夜空の世界の僕夢が見たくて夜空が好きで僕の前世はカタツムリ夜空が好きなカタツムリキラキラ光るあの星に近付きたかったカタツムリ僕の来世はなんだろうきっとあの星になれるだろうだったら... 2025.04.08 早乙女 暗い詩
暗い詩 現代勇者と遊び人 お気持ち表明して下さいアスペには人生無理ゲーすぎる青い鳥がつぶやく 悪意のクラフトLINEに蕁麻疹が止まらないんだまだブロックしないのは追撃待ち あげつらう罠行きたくなくなった場所が増えて聴きたくなくなった曲も増えて足りなくなった心は誰が埋... 2025.04.05 task 暗い詩
暗い詩 自分を好きになりたい 自分を好きになりたくない自分が好きな人間はみんな決まっていやなやつだ自分をよく見せたいがために他人を悪く言うやつだ彼らは私のいないところできっと私の悪口を言っているのだろうああ、ほんとうに彼らのようにはなりたくない 2025.04.01 海老田 源 暗い詩
暗い詩 マイナスなココロ こんな辛い恋ならいっそ綺麗に無くしてしまいたいこんな悲しいのならこんな恋しなければ良かったこの恋がなかったら私もっと幸せだったかな?マイナスな事ばかり頭に浮かんでは貴方に伝わる事もなく消えてしまう貴方に言ってやりたいぐらい『もう恋なんてしな... 2025.03.23 甘い果実 暗い詩
暗い詩 抑えられない感情 私はここにいるよねぇ どうして「大好き」って言ってくれないの??どうして??そっか・・・やっぱり夢じゃないんだねあなたは私がいなくてもいいみたい夢であってほしいのに現実で受け止めなきゃいけないよね認めなきゃけないよねでもね私 あなたが大好き... 2025.03.16 an 暗い詩
暗い詩 命 アナタは自分の命を無駄にしてませんか?今、恋の事で悩んでいる人は居ますか?その勢いで死のうと思って居る人は居ますか?アナタは生きたくても生きられない人が居る事を知っていますか?私はもっと生きたいです…でもそんな事出来ません…命を捨てたい人が... 2025.03.07 みずたまり 暗い詩
暗い詩 濡らす陽 絶望の陽に濡れる前髪を滴り落ちた光が渇いたアスファルトに染み入る何を探すか前行くカラスに導かれるように陽を浴びて艶めく黒にはエメラルドがありアメジストがありけっして濡れることなく埋もれてしまうこともなくその黒で傘を作ったならば僕も濡れずにい... 2025.02.22 九丸(ひさまる) 暗い詩
暗い詩 何色? なんでだろうどうしてだろう考えても考えても答えは出てこない出口のないトンネルにいるのではないだろうかもうこのまま段々と自身も同じ色に染まりいなかったことになってしまうのだろうか一時は誰かは悲しむかもしれないがいずれいないことは当たり前になり... 2025.02.18 すー 暗い詩
暗い詩 夜 夜が少しずつ広がって小さな身体は溶け始める今はもう水の中に沈んでしまった手探りでどこにあるか分からない未来もし飛び込めば宇宙に放り出されるかななんてそんな勇気もないくせに 2025.02.18 Haruka 暗い詩
暗い詩 道端の道化師 とてつもなく大きな嘘をついてとてつもなく大きな仮面を被った悲劇役者はもうやめた夜の星座を睨みつけ朝日が昇る音を憎んでいる様じゃ幸せはきっとやって来ない喜劇役者になりたかったチャップリンみたいに?退屈な日常ルーチーンな日常を笑いで満たすそんな... 2025.02.11 ぼんくらなぼく 暗い詩
暗い詩 誰かが笑った 誰かが嘲笑った聞いちゃいけない誰かが同情してきた何のつもり?誰かが寄り添ってきた近寄らないで誰かが手を差し伸べたその手をとるのは怖かった皆を突き放していないと怖いもしまた、誰かと仲良くなってもいつか離れてしまうから誰かが笑ったこっちの気もし... 2025.02.02 あむ 暗い詩
暗い詩 無色 もしもあなたが消えてしまったら世界は無色になるグラスの中の水は光の屈折で、はじめてここにいると実感できたんだ。時間が経つにつれ少しずつ蒸発していくけれど私があなたに支えられているように私もあなたの支えになりたい 2025.01.18 Haruka 暗い詩
暗い詩 ダミー イミテーションの光で輝いているのは13の頃から僕はDummyものも言えないお人形フェイクの笑顔と宝石みたいな言葉たち貼り付けて付き合ってもむなしくて あぁ…「ここ」に戻ったらやっぱりぽつり独りきり僕はDummyものも言えないお人形どうして彼... 2025.01.12 あたつ 暗い詩
暗い詩 【風早】 ・海が泣く 風が鳴る 鳥が飛ぶ 人が来る風早の地名をもったこの入り江を風が走る鳥は翼をちぎられて海の蒼さに消えていく人は望みを断ち切られ海の深さを憧れる海鳥の歌にあわせて波は呪いを繰り返す人のまなこは射抜かれて風の速さに見失う風早の... 2025.01.09 スピカ 暗い詩
暗い詩 愛 愛は何処に売っているんだろう売買いされているなら僕も愛を買わないと...愛されるのに許可が要るのだろうか愛されるのに資格が要るのだろうか愛されるのに権利が要るのだろうか上部だけの言葉は愛と云うのだろうかその前に愛を買わなくちゃ何処かに愛が落... 2025.01.09 紫陽花 暗い詩
暗い詩 【何度でも歌う】 ・心はいつも嘘を重ね着して強くなる逃れられないならば何度でも歌う虹をくぐる鳥よ――黄泉よみを恐れぬ蝉よ――その閉じた目で私のために泣いて・・記憶を秘めた螺旋らせんを 刃物よりも恐れてる冬にまかれた種は契りを疑う海をわたる蝶よ――枝を棄てた... 2025.01.08 2025.05.03 スピカ 暗い詩
暗い詩 【闇の果てへ】Allegro assai ・泣き濡れた町を出れば逃れられる行き先も知らず飛ばせ 闇の果てへアクセルを踏み悲しみこらえ逃げる逃げるアクア養鶏場の前のカーブで猫をはねたけれど咎める人もいないのね・・未練だけ残し砂を噛んだタイヤ反射して襲うデリニェータの光追いかけないであ... 2024.12.31 スピカ 暗い詩
暗い詩 【恒星の記録】 ・帰らない時なら私はいらない死んだ記憶なら帰れ恋人なら淋しい私に声を分けてくれ昔のように選ばないで私はかなり希薄飾らないであなたはきっと微弱東雲しののめの時まで 起きて 観てるから星たちの空を記録してほしい・・慈悲深い心で門を叩くなら閂かん... 2024.12.28 2025.04.26 スピカ 暗い詩
暗い詩 【吐血】 ・ほんとの愛ならば永遠とこしえに変わらぬと 誓いの血を吐いててのひらに擦なすれ そんな細い腕で誰を抱きしめられると言うのか吼ほえる獅子のごとく すべての軛くびきを壊し 走り出せ・・異端者を笑うな偽善者を庇護ひ... 2024.12.22 2025.06.14 スピカ 暗い詩
暗い詩 昨日に戻りたい 明日がくるのって辛いです。あなたといた時間が遠くなっていくような気がするから。誰かがあなたの存在を忘れてしまうような気がするから。…あなたが生きているときは明日がくるのとっても楽しみだったのになぁ。今では楽しみじゃない。むしろ昨日に戻りたい... 2024.12.20 涙 暗い詩