慣れても、それでも。

慣れたくなかった心の寒さに
慣れていく自分を見るのは、悲しかった

だんだん
寒いのを寒いと
寂しいのを寂しいと
感じられなくなってきて

暖かさが
懐かしいとも
欲しいとも
あまり思わなくなってきて

それなのに
たまにとてつもなく独りに思えてくるのは
なんでなんだろう

やっぱり
心のどこかで
まだ君の存在を欲している証拠だろうか

わからない
わからないや
自分のことも
なにもかも

上下左右
なにもかもわからなくなって

あぁ、今日も私は
また沈んでいくんだな……


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