White December

気が付けば、

吐息も白くなる朝

あの楽しかった季節は

私の前から、過ぎ去っていく。

やってきたのは

白く淋しさが募るこの季節

私たちに残されたのは

決死の「受験」と涙の「卒業」

君にはもう、

想いが伝えられないままで

不安と寂しさに押しつぶされそうだ

ずっと言いたくて

ずっと言えなかった

「好き」って気持ちも

心にため込みすぎちゃって

もう言葉じゃ表しきれない。

「どうすればいいの?」 「そんなのわからない。」

「ずっとこのままでいいの? 「そんなのいいワケない。」

そんな自問自答ばかりで

いつまでたっても答えは見いだせない。

ただ君が好きだったあの頃に戻りたい

ただ君がいれば幸せな日々に戻りたい

あのときもっと、

君に近づくことが出来たはずなのに…

って、後悔してる。

ただ白く純粋だったあの想いも

今は答えだけが真っ白。

今日こそは君に話しかけようって

そう心に決めても

思うように言いたい言葉は出てこない。

このまま君と離れたら、

「もっと君と話しておけば良かった。」

「もっと君を目に焼き付けておけば良かった。」

こうやって後悔するのは分かってる。

今でさえ、後悔してるのに

この先、しないはずないって

君への想いをどうすればいいかなんて

まだ分からないままだけど

今のままじゃ駄目だって。

来年はいよいよ受験だから

きっと今月がラストチャンス。

怖いけど、辛いけど、苦しいけど、

向き合わなきゃ進めない。

すべてが真っ白なまま、

私の12月が始まるー…。


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