先生

黒板に文字を書く後ろ姿
袖につくチョークの粉

公式を説明する声
真剣な顔

すべてが
愛しい

僕の瞳は常にあの背中に

貴方がのぞむのなら
優等生にも
劣等生にもなろう

親子ほどにもはなれた歳
適わぬ想いとはわかっている

けど
一度だけでいい
貴方の瞳に僕を映したい


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