最初から知ってたはずだった。

最初から知ってたはずの恋だった。

君にはあの子しかいなくて、

あの子のことしか見ていない。

君の頭の中では

あの子のことでいっぱい。

遠くから見てても、

君ってば、わかりやすいんだもの。

ずっと、あの子を見てる

休み時間は、あの子と君で

ずっと話してる

たまには私を見て?

たまには私とも話して?

どんなに強く想っても

今の君には伝わらない。

伝わるはずのない想い。

二人がいっしょにいるところなんて

私だって、見たくないのに

無意識に視界へと入ってくる。

この気持ち、君は知らないでしょ?

どれだけ辛い想いをしてるか、

どれだけ嫉妬を抑え込んでいるか、

どれだけ君のことを愛しているか、

こんな想い、君が分かるハズないんだよね

だってそんな単純なことくらい

分かってた。

あの子を好きだと知ってて

君を好きになってしまったのだから。

だけど…

もう、辛くて辛くて、

あの子と君を見るだけで

涙が溢れ出しそうになる…

辛いことくらい、苦しいことくらい、

最初から知ってたけど

辛いことには、苦しいことには、

何の変わりもない…。


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