そんな、気がする。

私が立ち止まる度に
君が離れていく気がします

私が進む度に
君も進んでいく気がします

私が転けたとしても
君は手を差し伸べてくれない気がします

私が泣いたとしても
君は側で慰めてくれない気がします

私が怒ったとしても
君はそっと宥めてくれない気がします

私が寂しいとしても
君は側にいてくれない気がします

私が頑張って進んでも
君に追い付けない気がします

私が頑張って伝えても
君に届いてくれない気がします

私が君のこと覚えてても
君は私のこと覚えてない気がします

君がいないだけで
私は不安になってる気がします

君がいないだけで
私は独りきりな気がします

君の存在が私にとって
暖かすぎるものだったからでしょうか

君の存在が私にとって
大きすぎるものだったからでしょうか

君の存在が私にとって
かけがえのないものだったからでしょうか

私の存在は君にとって
なんでもないものだったでしょう

私の存在は君にとって
本当にちっぽけなものだったでしょう

私の存在は君にとって
欠けてもいいものだったでしょう

もし私が君に追い付くことができたなら
君はまた私の隣に戻ってきてくれますか?

訊いても答えは返って来ないけど
私は…信じていたいのです。

君とまた二人で共に在る日がまた来ると。


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