彼からの告白

周りにいるのは私達だけ
張り裂けそうな心臓の音が
ドクドク響き渡る

たった2文字の自分の気持ちが
目の前の彼に…言えない

頭は真っ白。考えてきた台詞なんて覚えていない
体は震え 拳をにぎり…

『…すきっ』

発したのは私の口からではなく
…彼の口からだった

12月の寒空の下。
泣きながらその場に座り込んだ私を
優しく抱きしめてくれた。

はにかんだ笑顔で私の手をとり
いつまでも一緒に居たい。 そう思った。


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