あの日の君と僕

僕の中に君が隣に居た記憶が
永遠にあり続けるように
鳴っては消した
君が消えてしまわないように
確かに君と僕はここに居たのに
遠ざかる季節に取り残されたのは
遠いあの日の君と僕だけ

逢えない時間が愛を育てるなんて
今も僕には無意味な言葉
君が泣いても傍に居てやれない
君が震えていても抱きしめてやれない
そんな距離
僕には意味がないんだ

隣に居ることさえも
許されない僕は
君を愛することさえも
見失ってしまったみたいだ
ただ傍にいたいだけ
ただ君を愛したいだけ

もうどのくらい経ったかな
大好きだった君の笑い声さえも忘れてしまう
こうやって君を愛した記憶さえも
なかったかのように忘れてしまうのかな

今でも部屋の残る
君の匂いに包まれて目を閉じれば
君はそこに居るのに
そこに居る君は
けして笑ってくれない

ただ傍に居たいだけ
ただ君を愛したいだけ


コメント