夢うつつ

濡れずにプカプカと浮かんでいる
珍しい形の雲 どこまでも続いている
心の傷跡食べてしまう 不思議な魚達に
体をつつかれ沖へと誘われていく

記憶のかけら つぎはぎして
思い出漂う ハリボテの街で
好きな人ばかり歩いている
あの頃のままだ 自分以外は

ホラガイがいつかは鳴る
忘れてた痛みも戻される
足掻けばその分だけ
帰り道は短くなる
いつまで居座れるだろう
目覚めるまでごまかし続ける


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