イチバンになりたい

夏祭り。

君に久しぶりに会えて

すごく、すごく、嬉しかったのに、

彼女がいたんだね…

私、全然知らなかった

あのとき

すごくやさしくしてくれたとき、

ちょっと期待したんだよ

『君も私のこと、好きなんじゃ……』って。

だけど君は

あの子を見てたんだ。

あの子が好きなんだ。

私の想いは

伝えられなかった。

届けられなかった。

私が

君のイチバンになりたかった。

私を見てもらえないこと、

君の傍にいられないこと、

悔しくて、悔しくて、

仕方ないんだよ…

君のイチバン近くにいること

君のイチバン大切な人になること

私の夢だったのに、

全部叶わなくなっちゃった。

もう、叶えられない…。


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