君と共に在りたい

君は少し笑って言った
「これじゃあもう無理だ」って。

分かってる。
諦めないで、そんなこと言っても
きっと君には届かない。
どうせまた嫌われるだけ。

知ってるよ。
本当は君はやりたくないんだって。
だってほら
君の顔が、そう言ってる。

分かってる。
分かってるよ。

君にはもう無理だって
なんとなく分かってる。

…それでも。

それでもね?

私は、君と共に在りたいんだ。

私の気持ちは
まだ伝えられない

君に届かなくたっていい

君が私のことを
どう思っていても別にいい

ただ

君と過ごせる時間は

もうないから。

本当はずっとそばにいたい

本当はずっとそばにいてほしい

…だけど

それは所詮夢物語でしかなくて

別れの時はやって来る

けれどそれまでの間は

できるだけ長く
君のそばにいたい。

別に私は気にしない。

君の想いなんて、そんなの求めてない。

「なんでやってほしいの?」

そう君は私に訊いたね。

私が求めているのは。

ただそばにいてくれる存在…

残された数日間だけでいい

私は、君のそばに在りたい……。


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