わたしとシャクナゲ

桜が散って

さまよい気味に

うつむき加減のわたしが

足元に目をやると

いつの間にか シャクナゲが

ふんわりと艶やかに

わたしの視界を包んでくれる

そうか

見上げるばかりが

人生じゃないんだ
 


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