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君の素肌の温もりを
感じていた頃は
幸せという言葉さえ
素直に言えたのに
絵美の舗道に
また春がめぐるとき
僕は図書館の
白い座席に帰ろう
そこから街を見下ろして
小説を読み返そう
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八月は悲しみの月
繰り返される過失
君とよく似た女性を
愛してしまう気候
去年と同じみたいでも
花も人も違う ※
丘へと風が集まって
僕を牽制する
絵美の舗道が
秋の気配運ぶころ
僕は文学の翼を
試してみよう
羽の裏の白さを見せ ※※
小説を書き直そう
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※年年歳歳、花相似たり
歳歳年年、人同じからず (劉希夷)
※※【習】という漢字は、鳥が羽の裏の白を見せて、飛び立つ練習をすることを表す。
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