4つの季節

あれから4つの季節が過ぎました

あなたは今、
充実した毎日を送っていますか

あたしは毎日忙しく
でもどこか退屈な、
そんな日々を過ごしています

｢すき｣

なんてそんな言葉
最近は何も口にしない

我を忘れて
自分を投げ出してまで
夢中になれる相手なんていない

本気で好きになれる人なんて…

…いないんだよ

あなただけだったよ

あたしには、
あなただけだったよ

でもね…
今はもう忘れてしまいそう
…悪い意味じゃなくて

過去ばかり見つめるのは
あたしにとって
何のプラスにもならないって
自分で気づけたから

恋愛が分からなくなる度に
やっぱりあなたじゃないとダメなんだって
目の前にはもういないあなたのことばかり

そんなことの繰り返しに疲れて、
やっと、やっとわかったのは

昔のあたしには
あなただけだったってこと

今は違う

今は一人でも歩けるよ
ちゃんと

寂しいからって恋にすがりついたりしない
そんなのただ虚しいだけだって

いつかあなたを好きになった時みたいに
誰かを愛せたら

それが一番のあたしの幸せだと思うの

いつかあなたがあたしのときのように
誰かを愛せたら

それが一番のあなたの幸せで、
あたしも心の底から
｢おめでとう｣って
｢幸せになって｣って
言える瞬間になるだろう

だから元気でね

さようなら