15の夜に

雨の夜、遠くに光るしずくを見た

街灯に照らされ落ちて行く

暗闇の中に広がる小さな世界で

落ちて行く

人からもらった光を

誰のためでもない光を

そこにただあるだけの光を

一瞬の人生に込めて放つ光を

ただ見ていた。15の夜に。


コメント

  1. 15歳の時に、見つけた小さな光を思い出し急に思い出しました。何かを考えた訳でもなく、感じる事もなくただ見ていた光のしずく。