鮮やかなキズアト

いま過ぎ去った日々をを見つめても
悲しい出来事しか思い出せないのに
いまは予想もしなかった未来を
一歩ずつ歩いているはずなのに
何故かこの心は時々過去へと旅をする

すべてはこの耳に聴こえるあの歌がいけないの
なんて、嘯いてみるけれど
本当のところはもうとっくに気付いてる

あの頃がとても鮮やかだったせいで
今でもふと思い出すのだと
本当のところはもうとっくに気付いてる

いまこの笑顔が嘘なのではない
とても楽しくて、だからこそ笑ってる
だけどね、「ワタシ」を構成する一部分には
あの頃の心のキズがあるのです
それはとても消せはしない過ち
もう忘れろよ、とあなたはいうかもしれない
だけどね、このキズアトは
わたしを苦しめる一方で
わたしを成長させてくれるのよ


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