きのこ電車に乗りこんで
遠い遠いふるさとへの旅に出る
帰ることのない
ふるさとへの旅に出る
こないだまでのボクの部屋と
見慣れた町の顔たちを
おぼえてたってしょうがない
ボクの情熱の数々を
飛んで来る風景が
次から次へと消し去ってゆく
涙を流してみるがいい
くるくるまわって
過去がボクの首をしめるだけさ
暗闇の中から
ふるさとの声が聞こえてくる
時間の彼方から
永遠が呼びかけてくる
さあ、そろそろ
目をさまさなくっちゃあ!
愛することに
過去を代表させたボクは満足して
感謝して
静かに眠るときなのだ
さあ、そろそろ
目をさまさなくては!
魂の夜が明ける時なのだ
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