日々、苛まれて
後ろを見れば、黒く、大きな鉄の籠に
罪悪の山を築いた。
足取は重く、籠は巨大な轍を作り
疲弊し、視界は点になり
気付けば、こうべを垂らしていた。
無心で歩んでゆくうちに
なぜだろう、少し楽になったな。
また、後ろを見れば、籠の底は擦り切れていた。
なあんだ、でも、そうだよな。
気を取り直して前を見れば
なあんだ、でも、そうだよな。
待ってる人が、いるんだから。
倦まず弛まず、歩んでゆこう。
この底のない鉄籠と共に。
日々、苛まれて
後ろを見れば、黒く、大きな鉄の籠に
罪悪の山を築いた。
足取は重く、籠は巨大な轍を作り
疲弊し、視界は点になり
気付けば、こうべを垂らしていた。
無心で歩んでゆくうちに
なぜだろう、少し楽になったな。
また、後ろを見れば、籠の底は擦り切れていた。
なあんだ、でも、そうだよな。
気を取り直して前を見れば
なあんだ、でも、そうだよな。
待ってる人が、いるんだから。
倦まず弛まず、歩んでゆこう。
この底のない鉄籠と共に。
コメント
日々、生きていると、知らぬ間に俯きがちになっていました。
失敗や罪悪が身に降りかかることも、多々あります。
過去、何をしても今との繋がりを絶つことはできません。
それはもう許して、一緒に歩いていけば、いつか前を向けるのではないかという
実体験を踏まえた詩です。
もし同じ心境の方がいて、この詩が少しでも力になれば幸いです。