連れ去りの夏休み

終業式が近づくにつれ

僕はあきらめの

モードに入る

夏休みが僕の前からきみを

連れ去っていく

長い休みの間

僕はなす術なく

二学期の初めには

きみはひと回り大人になっている

ような気がする

恨めしい時間の隔たり

バケーションとは

まるで違う


コメント