突如 友人から
親友との別れを告げられた
話す機会がなく
顔も合わせられない日々が続いた
ある日のこと
私に何の予告も無く
彼女は去ってしまった
それも 遠い 異国の地に
あれはウソだったのか
ずっと一緒だよと 笑ってくれた彼女は
あれは何だったのか
かつての 私を助けてくれた彼女は
あれから もう 何年も経つ
私は聞いたんだ
誰かから 彼女は居なくなったということを
私は訊いたんだ
友人に なぜ彼女は私に何も告げずに去ったのかを
理由を知って 驚愕したよ
『私が居なくなるのを知れば あの子は悲しむ』
『私はあの子を悲しませたくない』
『だからあの子には言わないで』
彼女は 私に言えなかったことを
後悔していないだろうか
私は それが 気がかりだ
あれから私も大分ひねくれて
結構変わってしまったが
それでも
根っこの部分は 全然変わってないな
まあ 彼女はそんなこと全然考えてないと思うけどね
ところで彼女は何者だろう
私が助けを求めたときに現れ
私があまり関わらなくなったときに消えた
それは神ではないだろうか
どうしても 神であるとしか思えないのだ
しかし彼女は 私にとって親友であり
神ではない
神にしたくない
真実は まだわからない
私は会いたい
会えないと 死んでも死にきれない
もう一度 その姿を見せてほしい
私の中で 神にしないためにも
いつか会える日が来ると
私は信じて 今日を生きている
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