穏やかに過ぎてゆく毎日の中で
あなたという特別な存在は
白黒だった私の世界をとても鮮やかにしてくれた。
目には見えなくたって
ほんの些細な幸せや喜びが
いつも寄り添っていたことも私は感じていた。
だからだね、不器用ながらに
気付くかすら分からないような
あなたの優しさも痛い程伝わってしまうのは。
きっともうすぐあなたは行ってしまうんだろう
誰もが手に届かないと思っている
あの空さえも近いと感じてしまいそうな程
遠い遠い何も見えない世界に。
今更「行くな」とは言えないし
この恋に報いを欲したりもしないけど
あなたがいなくなってしまった後
きっと私は悲しくて立ち直れないと思う
もう他人(だれか)に新しい恋なんて出来ないと思う
だから
あなたとの出会いを
私にとって最後の恋にさせてください
そして今度は
私があなたに会いに行ってみせるから
絶対に辿り着いて見せるから。
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