空が落ちる日に

天使は何処からくるのか。
その言葉を拾った誰かが、
空の見える密室で、本を読んでいる

それを詩にする
私もまた

「 天使は何処からくるのか 」
と、言葉を拾う

直紅の通学路の風がページをめくる
時間が命を燃やすなら
夏の夕刻の間
そこに天使はいる。
片道切符の
消失の翼。


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