流星

純粋無垢だったかつての面影が
文字の上で踊っている
何も知らないまま笑顔で
手足をぶんぶん振っている

大人っぽさに憧れていて
難しいことを書いてみたくなって
今、どうだろうか
こんなにもそっくりなんて

苦笑いすら浮かぶことなく
崩れる涙を撫でながら
過去の不変と未来の不安を
肌で感じ取った私

それでも空の星だけが
煌々と輝くものだから
流星のように現れ消える時に
思いを馳せようとしてしまう


コメント