泣くしかなくて

ねぇ、どうしてあたしを見てくれないの?

その視線の先に、あたしは映ってないの?

あなたを想い続けて

苦しくて、寂しくて

泣いた夜なんか何度あったのでしょう

全てあなたが私を泣かせたの

あなたを想って

想い続けて

想いすぎて

私は泣きつかれたの

涙で滲む目を無理やりこすって

立ち上がる

それなのに

あなたは少しも私を見てくれない

私を置いて、どこかへ行ってしまうの

私は

「待って」

って言った

あなたは振り返った

一瞬ココロの中が暖かくなった気がした

だけど

あなたが振り返ったのは

私にさよならを言うため

笑顔で手を振るあなたに

私は何が出来るというのですか

戻ってきてくれる

そんな願いなど浮かばない

どうして、離れていくの?

どうしたら、離れなくてすむの?

すごくすごく

考えた

あなたが行ってしまうかもしれないという

焦りの中で

止まらない涙を流しながら

いっぱいいっぱい

考えた

思いつかない

どうして、こんなときに限って何も思い出せないの?

あなたの心地を覚ましたくなくて

あたしは泣くしかなかった

今日もあなたを想って泣きます


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