残像

かえってきて
私のまぶたのなか

かえってきて
私の耳にふわりと

何でもないふりするから
私の心はなんでもないって

もっと知りたいこと
たくさんあったのに…

一緒にいたはずの春は
ひとり寂しく過ぎてゆく

あの凛々しい姿
私に向けてくれた笑い声

思い出の場所が
全く違って見える

いっそのこと
あと何年したら
思い出せなくなるかな


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