欠片

チクリと私を刺した痛みは

割ってしまったガラスの破片なのか

砕け散った恋なのか

もうそれさえ分からなくて

流れてくる透明な雫も赤い雫も

今の私にとっては同じことで

どうせならただ立ち尽くすしか出来ないこの身体ごと

粉々になってしまえばいいのにと思ったの


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