桜舞う春。
僕たちはこの桜の木の下で会いました。
この桜はいつしか二人の場所になっていました。
この桜は二人を繋ぐ大切な鍵となっていました。
僕が君に永遠の愛を誓ったのも。
僕が君を一生守りぬくと誓ったのも。
このキレイな桜の下でした。
キレイな空の夏。
海も空も君も全て輝いてました。
でも誰よりも輝いてほしいと僕が思う君は泣いていました。
本当は守りたくて。抱しめて涙をふいてあげたくて。
そんなこともできない僕はただ最低でした。
色が変わっていく秋。
君の心はとっくに変わっていました。
寒いさむい冬。
僕は君を抱しめました。
苦しいといっても何を言っても。
強い力で抱しめました。
君はその細い腕を僕の背中にまわしてくれました。
小さな声で泣く君を。
僕はギュッと抱きしめもう泣かせないと。
もう離さないと。
そしてもう絶対守りきると世界中に誓いました。
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