子どもの頃は

星の数ほどやりたいことがあった

大人になったら何でもできると思って

やりたい星をただ見上げていた

少し大人になると

都会の夜空のように

やりたい星は減っていた

大人になってもこれはできない

星がまたひとつ消えた

やりたい星は雲に隠れて

やらなきゃ星が見えだした

僕はその星が嫌いだった

やらなきゃ星は今も空に浮かんでいるけど

僕は地面を見つめていた


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