柄にもなく一目惚れってやつで。
初めてキミを見たあの日、とか
初めてキミと話した言葉、とか
自分でもビックリするくらい鮮明に覚えてて、
センチメンタルな気分になると思い浮かぶ。
ちょっと近くにキミが来ると
恥ずかしくて見てらんなくて、
でも、
いつもより遠くに感じると
もっと近くに行きたいって思う。
こっち見て、って思うけど
いざ見られると、思わず目ぇ逸らしちゃったり。
だって、
ドキドキするんだもん
あたしの視界の中にキミが居るだけで。
キミの視界の中にあたしが居ると思うだけで。
ってことを
キミだけには絶対知られたくないから、
とりあえず『良いお友達』状態。
必死に平静を装ってるけどたぶん顔真っ赤。
だからたぶんキミには気付かれてる。
悔しいから
そっけなく返事したり、冷たくあしらったり。
いつかは伝えたいって思うけど、
やっぱ気持ちを伝えるのって怖い。
それなりにリスクだってあるんだろうし、
必ずキミに伝わるわけでもない。
でも、
その壁を越えなきゃ、今までと何も変わんない。
これからもずっと、『良いお友達』。
はっきりしないのは、柄じゃない。
こんなウジウジ、あたしじゃない。
今まで出せなかった勇気を全部出して、
キミに伝えるから聞いてほしい。
生まれて初めてこんなに大きい、「好きです」を。