恋のお話

今日は「恋愛船」の話をしましょうか?
皆さんは知ってるでしょうか?

その船の定員はジャスト2名なのです。
でも、私には大切なものが多すぎた。

その船はすごく脆くて、壊れやすいのです。
でも、私は足を引き摺って水を入れてしまった。

その船を航海させるには力が必要なのです。
でも、私にその力は備わってなかった。

・・・・・・・その船に乗って動き出したい、と貴方は言う。
けれど、待ってください。
私は、連れて行きたいものが山ほどもある。

大切なものが1つなら、と何度願ったものか。
どれだけ、貴方にとっての幸せを考えても
私の思いが邪魔をする。

・・・・・・今日も航海できず終い。
ああ、船は何も乗せずに行ってしまった。
とても、悠々と。

最後に言っておこう。
「恋愛船」はすぐに出て行ってしまう。
時期を逃せば、もう帰ってくることはないんだ。

・・・・・・新しい船を、
新しい相手で
新しい気持ちで
作り上げるのも手かもしれない。

でも、私の中の貴方は大きすぎて
また、船は沈んでしまう。


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