待ち猫

毎晩、貴方が夢に出てくるんだ

幸せだったあの時間の記憶が

初めて貴方に逢った時

貴方は汚い私を拾ってくれた

雨の中、街の隅に捨てられていた私を

貴方は私に名前を付けてくれた

貴方の名前を教えてくれた

貴方に付けられた名前は大切で

貴方の名前はもっと大切で

貴方に名前を呼ばれるとすっごい嬉しかった

大好きだって言いたくても

愛してるって言いたくても

この関係が壊れてしまいそうで

離れるのは嫌だから

でも時がたったら一緒にいるのは当たり前で

幸せな時を過ごしていたんだ

お互いに”好き”って言い合えた

一緒のベットで毎日眠ったよね

でも別れは突然で

いつもの時間に貴方は帰ってこなくて

1日待っても

2日待っても

貴方は帰ってこなくて

知らない人がきたんだ

そぉしたら貴方はこの世界からいなくなっちゃってて

私はまた独りぼっちになっちゃった

だけど貴方がいなくなったのは認められなくて

貴方はまた帰ってくるって信じてるから

また貴方と出逢った場所で待ってるよ

この命がなくなってしまうまで


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