宝箱の中の君

部屋を掃除していて
ふと見つけた君との写真

無表情でピースをする君と
恥ずかしそうに笑う隣の私

何年前のものだろう
この写真の事なんて記憶にない

それでも……

これは、
忘れられてしまった
楽しかった思い出の
1ページであることには変わりないよね

私は自分の宝箱に
それをそっとしまった

写真と共に掘り当てられた
遠い昔の想いと共に…