透明な窓のむこうに
夜があって
誰かのさびしさが
ハネをひろげている

夢の岸にたどりついても
水をくれるひとはいるのか

冷たい空気が闇にふるえて
風の音だけが舞う

光るのは存在
遠くで歌い続けている


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