夕暮れにつかまらない様に

夕暮れにつかまらない様に
・・・・・歩き続けて
私はブルーになって息を震わせた
いつからこんな事になってしまったか
まるで判らない どうしてなのか
じっとしてたらすぐに心臓が止まってしまいそうで
足早に歩いている 私

何の思いにかられて生きているのか
夕暮れに抱かれると考えてしまう
だから私は町影に埋もれて
夜になって真っ暗になるのを待っている
時間(とき)の経過を忘れて
暗くなってゆく路を歩き続けている

夕暮れにつかまらない様に
今日も歩き続けて
相変わらず いつもと変わらない毎日を
此頃 疎ましく思う
今日は今日で終わって
明日が今日と違うのを願っている


コメント

  1. 幼い頃、誰もが心にひそかに持つファンタジーみたいに
    感受性を豊かにしながら物事を見つめていたら
    つい自分の世界に入ってしまい、陶酔しきったら
    急に刺激が欲しくなって日常に戻ったら
    あまりに退屈な日々だったことに改めて気づき
    これからもっと変化のある、退屈に感じない日々に
    自ら変えていくことができたらというほのかな願いの詩です。