前進

壊れた時計を
わざと放っておいた

まだ少しでも
揺れるんじゃないかって

期待して

少ない愛情を
受けた鳥は 

それでも飛ぶことを知る

立ち止まるな

前を見よ

心が泣いても

その腕
その脚

動くかぎり

生きたい叫び!

避ける低気圧

死ぬまで生きろと
言い聞かせ

まっすぐな思い抱えて
うしろを振り返らず

進み抜け

それがあの人への

せめてもの悪あがき


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