切ない

キミが言った。
「オマエって好きなヤツいんの??」
アタシは言った。
「うん、いるよ」
キミが言った。
「そっか、俺アイツの事好きなんだ」
そう言ってあの子を見た。
ただ切なくて、涙が溢れた。
キミが見てるのはあの子で。
アタシとは目も合わないぐらい。
あの子を見ていた。


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