世界で1番愛しい彼女が世界で1番幸せであるように

笑った顔も
低い身長も
きれいな髪も
まっすぐな瞳も
小さな手も
頑固なところも
子供っぽいところも
涙もろいところも
優しいところも
少し不器用なところも
全部全部大好きで

ずっと傍にいたい
大切にしたい
幸せにしたい
そう本気で思うのに
嫉妬心と独占欲が邪魔して
思ってもないことを口にして
ひどい態度をとって
気づいたら
君の涙の原因は
すべて俺だった

別れを告げたのは
君を傷つけたくないとか
君を幸せにできないとか
そんな綺麗な理由じゃなくて
ただ俺が泣く君を見たくなくて
それなのに「君のため」みたいに言ったのは
もう手遅れなのに
それでも格好つけたくて

君以上に好きになれる人はもういないと思うけど
君がいなくても泣かないような
大切なものを守れる
強い
そんな人間になる

だから愛しい君
どうか不幸にならないで
できれば幸せになって
笑顔の絶えない日々を送って
俺との悲しい記憶は忘れてしまって

もし神様がいるのなら
願いをかなえてくれるなら
あの時に戻して
俺が彼女を好きにならないように
彼女が俺を好きにならないように
お互い他人であるように
世界で1番愛しい彼女が
世界で1番幸せであるように


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