真っ暗な暗闇に、
君が眠っていた。
「起きて」
何回声をかけても、
目を覚まさない君。
あの日の君が、
静かに眠っている・・・
何で?
何でここで、
あたしのそばで。
スヤスヤ眠っているの?
「起きてよ」
何度声をかけても、
君が目覚めない事実ゎ
決して変わらなかった。
ただスヤスヤという、
静かな音だけが
あたしの耳に響いている。
「ぁ・・」
目が覚めた君に、
あたしゎ何て言ったんだろぅ。
「大丈夫?」
「頑張れ」
君ゎ確かに笑っていた。
笑っていたんだ・・・
どぅして全てが、
夢の中なんだろぅ。
どぅして全てが、
現実とならなぃのだろぅ・・・
夢の中でも君ゎ、
あたし一人を置いて
どこか違う場所にいる。
「起きて」
何て声ゎ、
あたしだけにしか聞こえなぃ。
あたしの耳にしか残らなぃ。
不思議な、夢の
不思議な思い出。
あたしの心に、
フワリと流れ落ちた。
たった一粒の、
小さな小さな小さな涙・・。
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