もぅ、追い付けない。

もぅ、追い付けない…かな?

だって、私…もぅ、疲れた

君を追いかけることに疲れた

けれど君を追い続けていたいから

重たい足をなんとか持ち上げて

また一歩、踏み出すんだ

でも、追い付けないってわかってる

君は高校へ行ったのに

私は中学にもう一年…

どう頑張っても

一年間という長い時間は

埋められないんだ、きっと

例え一年後私が頑張ってさ

君に物理的には追い付いても

心理的には、もう見えないぐらいに

遠く遠く、離れちゃってるんだろうな

そうと分かってても

もしかしたら君はまた

私の方を振り返って

微笑みを見せてくれるかもしれない

そして駆け寄ってくれるかもしれない

あり得ない期待と希望を

胸に抱いたまま

私はまた一歩、踏み出した


コメント