ふと思い出す。

学校から帰ろう
重い鞄を抱えて
校舎から一歩、踏み出した

笑い声
ふとそちらを向くと
数ヵ月前までよく話してた
部活仲間の男子三人

……ふと君を思い出す

君もああやって
男子三人で楽しそうで

目の前の三人と
君たちが重なって見えた

君は今も
どこかで笑ってるのかな

側にいる人は
女子であれ男子であれ
きっと私の知らない人だ
けど

君が独りじゃなかったら
寂しくなかったら

例え私から遠く離れてても
君が笑っていてくれさえすれば

もう君に会うことがなかったとしても

君が幸せであればそれでいい


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