「お前、ちっちゃいよなあ~」
そう言ってあなたはあたしに笑いかける
「うるさいなあ!!!」
眉をつり上げたあたしを、あなたは優しくなでる
小さなあたしに 大きなあなた
ねぇ、
あたしこんなにちっちゃいけどさ、
全身で 力いっぱい
あなたに恋してるんだよ
いつもあなたはあたしを見下ろして
いつもあたしはあなたを見上げる
あたしより高いところで輝く笑顔は
まるで太陽のよう
あたしは、まぶしいまぶしい太陽に向かって
まっすぐ、ただまっすぐに背伸びをする
小さなひまわり
小さな体から 力いっぱい 全身で
今日もまた 太陽に届こうと頑張ってる
太陽には、あたしが見えているかな…?
「お前ほんとに小せー!!!」
「…少しづつ伸びてるもん!!!」
また、太陽はまぶしくほほえむ
「知ってるよ」
どうか 届きますように
小さなあたしの 大きな想いが…
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