通い合えないのなら見届けたい
幻想の雨は止むことを知らず
変幻の時に終止符を打ちたくて
なにか美しいものばかりを見ている
心の声が聞こえない世界が
祝福するのは叶わない虚構
敬虔な思考はあなたに遠く
狂気なんて薄い錆では絶つこともできない
あなたがここにいる全てでありながら
零の針は進むことも躊躇う
明日あなたに出会えたのなら
必ず宇宙を疑うだろう
あなたがいたはずの今日を望んだ
雫のような微かな心は
ここにあなたを受け入れることだけは
決してしないことも知っている
通い合えたのなら絶える時季
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