つくるはずの思い出

つくるはずの思い出は
別の人にとられた
その花束
本当は私のものだった

あなたの綺麗な鎖骨はもう
私のものじゃないんだね
あなたのその心ももう
私のものじゃないんだね

一緒の電車に乗っていたのに
あの日あなたは乗り換えをした

胸を絞ったような想いで
私はずっとホームに立っている


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