こころをこめて【未来の短歌・1】

立ち止まり眺める踊り おどってる男女は持ち場持ち場の火の粉

パジャマではないと言いきれるだろうか? みたいな服だ3マス戻る

リモコンをテレビに向けて電源のボタン押し消すこころをこめて

寒さから逃れようとした両の手をふとももとふともも受け入れる

浴槽に入って使う水鉄砲、床を撃ち、壁を撃ち、天井を 、

宝くじ売り場はまったく原色のまま立つオレが持たないカラー

幸せで何が悪いと純潔に言わしめオレの湿れる部分

自転車が徐々に大きくなりながらこちらにやってきていやらしい

つぶしたと思ったハエが生きていた? それとも別のよく似たハエか?


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