くもりエクスプレス

日差しを隠した曇天に

あの人の

いでたちを

積木のように組み立ててみる

また声を聞くんだと

はやる気持ちに火を入れて

エクスプレス

ひとりエクスプレスになって

あの人の元へ向かう

ぼんやりした視界でも

行く先は

とうの前から決まっている


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