ある1人の少女の物語

ある日突然君に

『これからは友達としてやっていきたい』

ってさ・・・・・・言われた時どういう意味か理解できなかった

友達??それってさぁ・・・・・これ以上考えられなかった

考えたくなかった心が一気に冷めた感じがしたんだ

君は『別れよう』ってはっきりとは言わなかったね

僕を傷つけないように優しく。。。

君からの最後の優しさは余計に僕を苦しめた

僕は『うん。』って言った。言うしかなかった。

なんか君の未来を壊してしまいそうで怖かったんだ

そのまま僕は立ち去った。

これ以上君の悲しそうな顔を見ていられなかった。

1人で歩く帰り道。

ほんの何日か前まではこの1本道を君と2人で横に並んで楽しくおしゃべりしながら帰ったよね。

その時は思いもしなかったよ。

こんな日が来るなんて

1人でこの道を歩くとなんだか長く感じるのはなぜかなぁ??

そんなの分かってるけどさ。。

心に何か突き刺さったみたいにズキッと切なく、苦しく・・・・

なぜか涙は出なかったよ。

だけど次の朝、いつもは『おはよう』って笑顔で言ってくれた君は他の子と話してる

このとき初めて本当に終わったんだって思った

当たり前の存在になっていた君。

そんな君がこんなにも遠い存在になっている

人間ってさなんで大切なものは失ってからじゃなきゃ気付かないんだろうね

失ってからじゃ遅いのにね


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